【前十字靭帯損傷】原因と症状|手術しないで治療はかなり難しい!
前十字靭帯損傷(ACL損傷)
スポーツ中に受傷することが多く、サポーターなどを着用していても膝に大きな負担がかかってしまうとこの怪我を負うことがあります。
今回の記事では、前十字靭帯損傷の主な原因と症状!手術しないで治療は可能?という内容をお届けしていきます。

この記事の目次
前十字靭帯損傷に関する記事まとめ
- 前十字靭帯損傷の手術!かかる費用と入院期間はどれくらい?
- 前十字靭帯損傷で筋力が低下した!トレーニングで元に戻る?
- 前十字靭帯損傷の時に付ける装具(サポーター)の例と値段など
- 前十字靭帯損傷の予防と対策!筋トレや関節のストレッチなど
前十字靭帯損傷|手術しないで治療することは可能?
前十字靭帯損傷の治療方法は「保存治療」と「手術療法」の2つの方法があります。
が、一度損傷した前十字靭帯は自然治癒しないんです。
日常生活に支障が出ない程度であれば、保存治療を選択しても問題ありませんが…
スポーツ復帰をする場合や、膝崩れが頻繁に生じる場合は「手術」で治すしかありません。
参照>>前十字靭帯損傷の治療!手術・保存で復帰できるまでの期間は?
10代〜30代で損傷した場合は、スポーツ復帰する・しないに関わらず手術をした方がいいと言われています。
なぜかというと先ほどもお話したように、高い確率で半月板損傷などの二次障害を起こすからです。
また、損傷を放置していると将来「変形性関節症」を引き起こす可能性もあります。
※変形性関節症とは?関節軟骨がすり減って生じる障害
参照>>変形性膝関節症とは?【原因・症状・治療】まとめ
手術をするのは怖いですし、リハビリも非常に大変です。
が、健康的な身体でいるためには手術をすることが好ましいです。
膝周りの筋肉をガッツリ鍛えれば、前十字靭帯損傷・半月板損傷の症状対策にもなります。
ただ、筋トレの習慣がない人はなかなかそうはいきませんからね。
手術をするかしないかは、自身の膝とよく相談して決めましょう。


前十字靭帯損傷|手術しない「保存療法」について
損傷した前十字靭帯をそのままにし、リハビリやトレーニングなどを続けていく〜という治療方法です。
手術をしない治療なので、手術費・入院費はかかりません。
が、前十字靭帯損傷の保存療法は
大きなデメリットが3つあります。
- 膝崩れを起こすことがある
(膝がガクッとする) - 半月板損傷や変形性膝関節症など、二次障害を高確率で引き起こす
(半月板損傷は1年以内に90%、変形性膝関節症は将来的に60%と言われている) - 激しい運動ができない
(レク程度であれば可能)
手術をするかしないかは、どの程度の生活レベルを過ごすか?によりけりです。
競技レベルのスポーツはしないで、日常生活が問題なく送れればいい〜という場合は保存療法でもOK
ですが、膝崩れが頻繁に起こるとか、将来の膝の状態が心配な場合は手術療法を行った方がいいです。
この辺りの選択・判断は自身の膝と要相談といったところ。

前十字靭帯損傷の保存療法の例
前十字靭帯損傷直後は、「アイシング」「可動域訓練」「軽い筋力トレーニング」が主に行われます。
受傷からしばらくの間は、痛みや腫れが強いため、膝の曲げ伸ばしができません。
また、痛みや腫れが回復しても、可動域が狭くなっていて、筋力も非常に低下しています。
可動域が十分に戻るまでは、痛みと闘いながらの訓練になると思います。
痛みや腫れがほぼ治まり、可動域も十分に戻ってきたら、より強度の強いトレーニングが行われます。
- スクワット
- ツイスティング
- カーフレイズ
- チューブトレーニング
- 自転車こぎ
・・・などなど、私の場合はこのようなトレーニングを病院のリハビリ科で行いました。
リハビリが終了したら、病院での治療は一応終了。
ここから先は自身で筋トレやストレッチなどを行っていくしかありません。
病院でのリハビリだけでは、筋力は元通りに戻りません。
また、自身で筋トレを続けても、なかなか思うようには戻りません。
左右の脚の筋力差が大きいと、骨盤の歪みを生じやすく、膝・腰の痛みが出てきます。
参照>>膝の痛みの原因は骨盤の歪み?矯正体操・ストレッチを紹介!
極端なことを言うと、前十字靭帯損傷の保存療法は一生涯に渡って続けていく必要があると言えます。
前十字靭帯という部分はそれ程重要だということですね。


前十字靭帯損傷|受傷する主な原因
水平方向と垂直方向の大きな衝撃が同時に膝にかかってしまうことで、前十字靭帯を損傷します。
文章だとピンと来ないかもしれませんが、次のような動作をスポーツでする時に受傷するケースが多いです。
- ジャンプ着地
- 転倒(タックル等による)
- ターン(バスケやスキー)
私も前十字靭帯損傷の経験があり、バレーのスパイクを打った着地時に膝をゴリッとやってしまいました。
あの感覚は今思い出しても背筋がゾクゾクっとします。
スパイクジャンプ着地と同時に、左膝から「ゴリッ、ブチッ」という音がはっきりと聞こえましたからね…
膝が外れる・崩れるような感じ。
そこからはもう動くことができず、チームメイトに引きずられながらコート外へと移動しました。
前十字靭帯を損傷すると、普段では感じられないような感覚が膝を襲います。
「あっ、絶対やったな、これ」と一発でわかるような感覚だと思います。
前十字靭帯損傷|主な症状
症状には個人差があると思いますが、代表的な症状は次の通り。
(受傷時・受傷後)
受傷時
- 膝が外れる・崩れる感じ
- 激しい痛みと腫れ
- 脚の曲げ伸ばしができない
受傷後
- 膝がガクッとすることがある
(膝崩れ) - 筋力(筋肉)が著しく低下し、
脚が痩せ細る - 高い確率で半月板損傷などの
二次障害を発症する可能性がある
痛みや腫れのピークは2〜3日、2週間も経てば普通に歩けて、1ヶ月位で日常生活を送れると一般的には言われています。
が、私の場合はこれよりも回復には時間がかかりました。
リハビリも行っていたのですが、痛みや腫れが治まるまでに1ヶ月以上、普通に歩けるまでには1ヶ月半〜2ヶ月、日常生活復帰には3ヶ月以上かかりました。
また、何よりもショックだったのが、筋力の著しい低下です。
2週間で15%、1ヶ月で30〜50%の筋力が低下すると言われています。
左右の脚の太さを比べると、受傷した方は明らかに細くなります。
半年〜1年トレーニングを続けても、元通りにならないこともあります。
(私自身がそうなので)
また、手術を行わずに保存治療を選択すると、高い確率で二次障害を起こします。
代表的な二次障害は「半月板損傷(内側)」
これも私自身の経験ですが、前十字靭帯損傷の痛みが治まっても、半月板損傷のせいで膝に水がたまり腫れぼったい状態が続きます。
そのため、前十字靭帯の治療が一旦終わっても、半月板の治療を行う必要が出てきます。
半月板損傷の治療法としては、主に次のようなものが挙げられます。
- 接骨院での電気治療
- 自宅でできるセルフケア
(アイシング、安静、ストレッチ) - 膝周りの筋トレ
前十字靭帯損傷に関する記事まとめ
- 前十字靭帯損傷の手術!かかる費用と入院期間はどれくらい?
- 前十字靭帯損傷で筋力が低下した!トレーニングで元に戻る?
- 前十字靭帯損傷の時に付ける装具(サポーター)の例と値段など
- 前十字靭帯損傷の予防と対策!筋トレや関節のストレッチなど




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