【変形性膝関節症】原因は筋力低下や加齢|治療方法について

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50代以降の女性に多く見られる「変形性膝関節症

階段の昇り降りがツラい〜とか、立ちしゃがみすると膝が痛む〜というような場合は、この症状の可能性が疑われます。

とはいえ、変形性膝関節症って何?と思う人がおそらく大半だと思われます。

今回の記事では、【変形性膝関節症】原因は筋力低下や加齢|治療方法についてという内容をお届けしていきます。

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変形性膝関節症の原因は?

当記事のタイトルにも記述してあるように、原因は「筋力低下」「加齢」「体型・体質」など、様々なものが考えられます。

筋力低下

加齢とも関連していますが、年齢を重ねるに連れて筋力は低下するもの。

運動をする機会が少なくなったり、歩く時間が少なくなっていくと、脚の筋力が衰えていきます。

時に「太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)」この部分は筋力低下が顕著に現れます。

大腿四頭筋って膝への負担を軽減する、クッション的な役割を果たしているんです。

つまり、大腿四頭筋が衰える=膝への負担が大きくなるということ。

その結果、膝の痛みを生じるようになり、変形性膝関節症に繋がると言われています。

加齢

上述したように、加齢に伴い筋力が低下するだけでなく、膝関節に欠かせない成分も低下していきます。

代表的なのが「ヒアルロン酸」など。これらは潤滑油やクッションの機能を果たし、膝が滑らかに動くようになっています。

が、加齢に伴い少なくなっていくと、膝軟骨同士が摩耗し削れていき、しまいにはぶつかり合うようになります。

これにより膝の痛みが生じ、変形性膝関節症に繋がるんですね。

体型・体質

痩せている人と太っている人、どっちが膝への負担が大きいですか?

・・・と聞かれたら、間違いなく「太っている人」ですよね。

膝への負担が大きくなる程、変形性膝関節症になりやすいと言われています。

また、肥満体型だけでなく、「O脚」や「X脚」といった脚の構造も変形性膝関節症に関係しています。

本来真っ直ぐであるべき脚ですが、O脚(外側に負担がかかる)X脚(内側に負担がかかる)というように負担が片方に偏ります。

その結果、そちら側の部分の膝軟骨が摩耗しやすくなり、変形性膝関節症になりやすいんですね。

変形性膝関節症の主な症状

その1:膝の痛み

主な症状は「膝の痛み

階段を昇り降りする時や立ちしゃがみ時に膝が痛む〜という感じです。

変形性膝関節症の進行具合にもよりますが、進行していくとただ歩くだけでも膝の痛みを感じるようになります。

ここまで進行するとかなりの重症。「ちょっと膝が痛いな」と感じたら、早めに整形外科を受診するのがベストです。

ちなみに、初期〜進行期の症状を簡単にまとめると、次のようになります。

  • 階段の昇り降りの時に膝が痛む
  • 立ちしゃがみ(座り)の時に膝が痛む
  • 走ったり長時間走ると膝が痛む
  • 歩くだけでも膝が痛む

その2:可動域が狭くなる

膝に水が溜まったり、O脚気味になったりして、膝の可動域が狭まるのも特徴です。

痛みのせいで膝の曲げ伸ばしがしにくくなるというのもありますが、「膝が完全に伸ばせない・曲げられない」のも変形性膝関節症の主な症状の一つです。

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変形性膝関節症の治療|手術以外で用いられる方法は?

変形性膝関節症が重度になると、手術治療が行われることもあります。

関節鏡視下手術という手術で、膝の中に内視鏡を入れて行う手術。

ですが、できることであれば手術以外の治療がいいですよね^^;

変形性膝関節症ではありませんが、私自身「左膝前十字靭帯損傷」を負い、最初は保存療法をしていたものの・・・

結果的に手術に踏み切りました。

その時の気持ちがまさにこれ「手術以外の治療がいい!」でした。

治療の種類は主に2つ「保存療法」と「手術療法

症状の程度・進行具合によりますが、変形性膝関節症の場合は多くが「保存療法」で進められます。

ただ、末期段階まで症状が進むと「手術療法」が用いられます。

ちなみに、変形性膝関節症の末期段階になると、次のような症状が見られます。

  • 膝関節同士の隙間がなくなり、ぶつかり合うため激しく痛む。
  • 関節のぐらつきを感じる
  • 骨棘(こつきょく)ができて、膝全体が大きく見える。

※骨棘(こつきょく)とは
>>膝の骨棘!痛みの対策は?治療するには手術しかない?

保存療法の種類について

保存療法として「投薬(薬物療法)」や「運動療法」などが用いられます。

以下、主な保存療法の種類になります。

※「基礎療法」「薬物療法」は別途記事で詳細を解説しているので、そちらも参考にしてみてください^^
(詳細は青文字をクリック)

  • 基礎療法
    (生活習慣の改善、運動など)
  • 薬物療法
    (内服薬、ヒアルロン酸注射など)
  • 物理療法
    (湿布など)

先ほども紹介したように、変形性膝関節症の場合の多くは上記の保存療法が用いられます。

特に「基礎療法」は症状が改善した後も定期的に続けていく必要があります。

膝の痛みがなくなったからといって、また以前のような生活習慣になったり、肥満体型に戻ってしまったりすると、痛みを再発してしまいます。

その予防・対策として、基礎療法が欠かせないんですね。

変形性膝関節症の治療|運動や生活習慣の見直しが必須

年齢を重ねると否が応でも筋力が低下し、膝の痛みだけでなく他の部分の痛みにも悩まされることが多いです。

特に、膝とか腰を痛くすると、動くことが億劫になってしまうので、さらに筋力を低下させてしまいます。

そうならないためにも、定期的なトレーニングや生活習慣の見直しが重要になってくるんですね。

生活習慣の改善

「太っている人」は痩せましょう。

医師に相談しながら食事メニューを考え、アドバイスに従うようにしましょう。

ただ痩せるのではなく、「健康的に痩せる」ことを意識。

また、日常生活の中でできるだけ膝に負担をかけない取り組みをします。

ただでさえ痛い膝に負担をかけると、症状を悪化させてしまう恐れがあります。

歩くだけで膝が痛い時は杖を使う、座敷で座っている生活の場合は、椅子に座って過ごすようにする、など。

1日の生活の詳細を説明した上で、医師と二人三脚で進めていきましょう。

運動

運動というよりも「リハビリ」と言った方が適しているかもしれません。

運動と聞くとウォーキングやエアロバイク、各種機械を使ったトレーニングを連想するかもしれません。

が、変形性膝関節症のトレーニングは、リハビリとか体操に近い感じです。

詳細をこちらで解説しているので、参考にしてみてください^^

>>変形性膝関節症のリハビリ!トレーニング以上にストレッチが大事







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